釣り人向け|マグロを捌く時のおすすめ包丁は何?

マグロのオススメ包丁を紹介するアイキャッチ画像。包丁を2丁持って、マグロを捌こうとしている

こんにちは!シロです!
釣りをしていると、「あの魚を自分で捌いてみたい!」って思う瞬間ありませんか?特にマグロ!テレビで見るプロの料理人は、まるで日本刀のような長い包丁で豪快にマグロを解体していますよね。
でも「家庭で釣ったマグロや買ってきたブロックを捌くとき、どんな包丁が必要なんだろう?」って疑問に思う方も多いはず。今日は、元料理人で釣り好きの私が、実際に使っている包丁を釣り人目線でわかりやすくご紹介します!


目次
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プロが超ロング包丁(マグロ包丁)を使う理由

テレビで出てくる“日本刀みたいな”マグロ包丁(マグロ包丁/おろし包丁/半丁包丁など)は、巨大魚を“一刀で長く引き切る”ための専用刃。皆さんご存知のとおり、2人で扱うこともあるほど長く(30〜150cm級)、身の繊維を荒らさず、歩留まりを高めるのが役目です。一般家庭ではまず必要ありませんな!

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長い包丁が選ばれる4つのポイント

  • 一刀で切れる
    マグロは身が大きく筋繊維も太い魚です。短い包丁で何度も往復すると断面がギザギザになり、身も潰れてしまいます。長い包丁ならスッと引き切れて、美しい断面に仕上がります。
  • 鮮度を保つ
    何度も切ると身がダメージを受け、旨味が逃げやすくなります。一刀で切れる長い包丁は鮮度を損なわないのが魅力です。特にドリップ対策になります。
  • 効率が良い
    マグロは数十〜百キロにもなる大物。刃渡りが長いと魚体全体を一気に処理でき、作業効率が大幅に上がります。
  • そもそも業務用
    市場や大型店向け。家庭や一般の釣り人にはオーバースペック。
シロ

超ロングは“プロの現場専用機”!一般家庭には不向きです。


プロが使い分ける包丁の種類一覧

釣り人が知っておくと便利な「マグロを捌く包丁」をざっくりですが、まとめました。

スクロールできます
包丁の種類刃渡り特徴・用途メリット
マグロ包丁40cm〜1m以上大トロ・赤身を大きく切り分け断面が美しく、身を潰さない
柳刃包丁22〜36cm柵取りや刺身用繊維を壊さず口当たり抜群
出刃包丁18〜30cm頭・骨の処理骨も切れる頑丈さ
小出刃12〜15cm内臓や細部の処理取り回しやすく細かい作業向き

家庭でマグロを捌くならこの2本で十分!

実際に釣り人や家庭で使うなら、大きなマグロ包丁は不要です!
多少の妥協感はありますが、出刃包丁+柳刃包丁 の2本あれば十分対応できます。
“5枚おろし・ブロックまで出刃 → 以降は柳刃”。大型魚でもこの流れは変わりません。

出刃包丁(180mm前後)

出刃包丁画像

私は180mmの出刃(写真右)を愛用しています。もちろん鋼です!

150mmの出刃(写真左)よりも少し大きく、その3cmの差がサケやブリを捌くときも大活躍。鋼製で重みがあるので骨もストレスなく切れます。100kg台のマグロもこれで5枚卸しできますよ。
ただ、“断面の美しさ”等は長尺に劣ります。

シロ

やっぱり分厚い皮や骨の処理は出刃に限ります。重みがある分、力を入れずに切れるんです。

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柳刃包丁(220mm~300mm前後)

柳刃包丁画像

五枚におろして、ブロックにしたら柳刃の出番です。

マグロブロック画像

刺身や柵取りはこの包丁一択。繊維を壊さず滑らかに切れるので、食感がまるで違います。私は230mmを使っています。

マグロ柵に捌いた画像

出刃=骨や頭、関節、硬い皮
柳刃=柵取り・刺身の仕立て
この役割分担を守るだけで、歩留まりと見栄えと食感が一気に上がります


番外編。実体験から言える包丁選びのポイント

  • 超大出刃(320mm)って言う、マニアック出刃(写真右から2番目)も持っているのですが、重すぎて扱いが大変。前腕の筋トレにはなるけどおすすめしません(笑)“鮭切り”に似て見えても厚みが別物。本当に超絶デカいです!
    左から2番目の180mmの包丁と比べると圧巻のサイズです!感覚的にはナタに近いです。
  • 筋引き包丁もありですが、軽くて常にギンギンに研がないと切れ味が落ちやすいです。私は出刃派。ただ、先が尖っているので切りやすいと言えば切りやすいです。ただ、パワーに欠けるところがあります。
  • もっと特殊な包丁もあります。使用頻度は低め。5枚おろしにしたろころから、ブロックにするところで活躍します。これは林業や狩猟の世界で使用する包丁です。(写真一番右)

結論としては、180mmの出刃包丁と220~300mm前後の柳刃包丁があれば誰でもマグロを捌けます。

“長尺=正義”じゃありません。工程ごとの最適2本を手に馴染ませるのが最短ルートです。


失敗しにくい購入チェックリスト

  • 出刃は150〜180mm
    大型魚を触るなら180mm推し。重みが“仕事”をしてくれる。
  • 柳刃は210〜300mm
    一回で引き抜ける長さを。220~300mm前後は汎用性が高い。
  • 研ぎやすい鋼材/刃の厚み
    出刃は厚みで剛性、柳刃は薄め×片刃で“引き切り”性能。
  • 柄の握り感(濡れ手でも滑らない)
    しっかり握れて角が当たりにくい形が作業疲れを軽減。
  • 保管とまな板サイズ
    刃長に合わせた鞘(サヤ)やロング対応まな板も検討。

長い包丁=正義ではない。一発で引き切れる長さ」×「手に合う重心」の組み合わせがベストです。

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まとめ

結論を言うと、釣り人が家庭でマグロを捌くなら、プロのような超ロング包丁は必要ありません。
出刃+柳刃の2本があれば十分!
また、ステンレス包丁はメンテナンスは楽ですが、切れ味が鋼より若干劣りますし、重量も軽いため鋼の包丁をおすすめします!
大物を狙う釣りをする方は、ぜひ包丁選びの参考にしてください。

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