みなさんこんにちは!シロです!
来ましたね。
石狩後志海区漁業調整委員会指示(案)。
「あれ?内容、前回と同じじゃない?」
そう感じた方も多いのではないでしょうか。
しかも今回も、
委員会指示(案)に対する意見募集が行われています。
前回の意見募集を経験した身として、
今回はどんな流れになるのか、正直かなり気になっています。
石狩後志海区漁業調整委員会指示(案)とは何か

今回募集されているのは、
河口付近におけるさけ・ます採捕の制限に関する
石狩後志海区漁業調整委員会指示(案)です。
目的は明確で、
サクラマスを中心とした、さけ・ます資源の繁殖保護。
これは漁業法第120条に基づくもので、
河口周辺での採捕を一定期間・一定区域で禁止する内容になっています。
シロ資源保護が大切なことは、よくわかる。
今回も行われている「意見募集」
今回の指示(案)については、
道民意見提出手続として、正式に意見募集が行われています。
募集期間:令和8年1月29日〜2月28日
- 電子メール・FAX・郵送で提出可能
- 提出意見は3月中旬を目処に公表予定
「関心のある人は意見を述べる機会がある」
ということになります。
参考URL:https://www.shiribeshi.pref.hokkaido.lg.jp/ss/sis/kaiku/245198.html



前回より早い日程で意見募集が行われます!
前回の意見募集で、私が感じた強い違和感
ここからは、
前回(令和7年)の委員会指示時の話を踏まえた、私個人の視点です。
前回は、
- 2月25日:委員会指示(案)公表
- 3月9日:意見募集締切
- 3月14日:意見公表
- 3月16日:委員会指示 発動
という流れでした。
しかも、
130件以上の意見が集まっていたにも関わらずです。
スケジュールを整理すると、どう考えても無理がある
さらに、もっと詳しく、改めて整理します。
- 意見募集締切:3月9日
- 委員への議案送付・委員の意見提出:3月11日〜12日
- 意見公表:3月14日
- 指示発動:3月16日
正直、
これだけの意見を精査し、委員が判断するには、あまりにも短すぎる
という印象を強く受けました。
この時はコロナ禍でしたので、第22期第6回石狩後志海区漁業調整委員会は3月16日に書面にて行われたのですが、
議案に対する意見書の提出日のほとんどが、3月11日から12日までの間に行われていたんです。
第22期第6回石狩後志海区漁業調整委員会会議記録URL:https://www.shiribeshi.pref.hokkaido.lg.jp/fs/5/5/6/1/5/2/0/_/%E7%AC%AC6%E5%9B%9E%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E9%8C%B2.pdf
さらに当時の委員会指示概要のスケジュールでは、
当初から「3月下旬指示発動予定」と書かれていたんですよね。
「最初から決まっていたのでは?」という疑念
この流れを見て、



本当に意見を反映する余地はあったのか?
意見を募集した実績だけを作りたかっただけではないのか?
そう感じた人は、私だけではないと思います。
だって、当時委員会のホームページには
「今後、本(案)は、提出いただいたご意見を考慮した上、決定することとしております。」
と、書かれていたんですから…。
もちろん、
最終的に指示を出す権限は委員会にあります。
ただ、
- 意見募集
- 意見公表
- 指示発動
この一連のスピード感を見ると、
形式的な意見募集だったのでは?
という疑念が生まれるのも、無理はないと思います。
河口規制そのものには、賛成と反対の両面がある


ここははっきり書いておきますが、
私は、
河口規制そのものを全面否定しているわけではありません。
むしろ、
- 賛成できる部分
- 疑問に感じる部分
その両方があります。
河川ごとの実態を見ない一律規制に違和感
資料を見ると、
河口規制の対象河川は以下の6河川です。
- 珊内川
- 古宇川
- 野束川
- 尻別川
- 泊川
- 千走川
ただ、
親魚捕獲の実績や体制は、河川ごとに大きく違います。
河川別に見た、私なりの冷静な所感
珊内川
魚道が詰まっている問題が指摘されています。
まず魚道の改善が先では?
という疑問は残ります。
古宇川・野束川
親魚捕獲の実態がほとんどない河川です。
捕獲体制が整っていないなら、委員会指示そのものを再考すべき
という考えも成り立つと思います。
尻別川
過去に大量死もあり、
資源保護の必要性は高い。
ただし、個人的には規制期間は遡上が本格化する4月20日以降でも良いのではと感じます。
泊川・千走川
ここは明確に
サクラマスを死守すべき河川だと私は思います。
親魚確保の要として、規制の意義は大きいと考えます。
なぜなら千走川で捕獲されたサクラマスの卵は色んなところの収容場に送られて、稚魚を育てるわけですから。
参考:http://www.nihonkai-sake-masu.or.jp/pdf/r07sakura-keikaku.pdf



正直後志管内のサクラマスは、尻別川と千走川にかかっていると言っても過言ではないでしょう。



そもそも、参考資料を見ると、野束川、古宇川、珊内川で100匹親魚とる計画だったみたいだけど、たった100匹捕獲することに何の意味があって、どれだけの効果があるんだろうね?
公聴会開催の可能性について


今回、個人的に注目しているのが
公聴会の開催です。
1月28日の委員会では、
公聴会の開催方法が議題に上がっています。
- 漁業者だけでなく、
- 遊漁者
- 地域住民
- 川に関わる人
こうした多様な立場の声を、
直接聞く場が設けられるかどうかは、意見が反映されるされないに関わらず、非常に重要だと思います。
今回の委員会指示は、正直どうなるのか
おそらく、今回も委員会指示は発動される
と私は見ています。
理由は単純で、
スケジュール案に「3月中旬 指示発動」と明記されているからです。
だからこそ、求めたい「納得できるプロセス」
指示が出ること自体よりも、
私が強く望んでいるのは、
- なぜこの内容なのか
- なぜこの期間なのか
- なぜこの河川なのか



その説明が、きちんと多くの人に伝わる形で行われることです。そして、現状がどうで、この規制をすることにより、どのような効果を見込んで、どんな未来を作りたいか?
そこをしっかり規制する側から聞きたいですね。
意見募集は、今まさに「活用できる制度」
最後にもう一度、強調すると、
今回の
石狩後志海区漁業調整委員会指示(案)については、
現在、正式に意見募集が行われています。
関心のある方は、
ぜひこの制度を活用してほしいと思います。
意見を出すこと自体が、



どうせ決まってるから意味がない
で終わってしまうのは、やはりもったいないです。
委員会指示が続くとこんな可能性も
ちなみにですね、委員会指示の実績が続くと、最終的には、条例・規則化される可能性も非常に高くなります。
そうなってしまうと、規制緩和が今後起こることはほぼ無いと言えます。
それはサクラマスの資源が今後激減しても、激増してもです。
ここは声を大にして言いたいです。
可能性の話ですが…。
なので、この規制によって、何らかの影響がある方には真剣に考えてもらいたいです。
まとめ|委員会指示は「信頼」があってこそ機能する
河口規制は、
資源を守るために必要な制度である一方、
運用次第で不信感を生む制度にもなり得ます。
だからこそ、
- 透明なプロセス
- 説明責任
- 現場実態に即した判断
この3つが、今まで以上に求められていると感じています。
※本記事は個人の見解であり、特定の団体や組織の意見を代表するものではありません。

