アキレスゴムボートのPHNバルブ交換ガイド
インフレータブルボートのオーナーなら、定期的なメンテナンスが重要だとお分かりでしょう!私の愛艇であるアキレスのインフレータブルボート(ゴムボート)も、エア漏れの兆候が見られたので、PHNバルブを交換することにしました。
インフレータブルボート経験が少なくてバルブ交換に不安を感じる方も多いと思いますが、心配はいりません!この記事では、私が実際に行ったPHNバルブの交換手順を詳しく解説します。
必要な道具と材料
バルブを交換する前に、以下の道具を用意しましょう。
必須の道具:
- アキレスボート用 PHNエアバルブキャップ – アキレスのゴムボート専用の交換用バルブキャップ。スト
- カランプライヤー– 作業がスムーズになります。ボートのメンテナンスだけでなく、水道修理にも便利です。今回はロブスター K250(バネ付き)を使用しました。精度が高く、扱いやすいです。
- 石鹸水 – 交換後のエア漏れチェックに役立ちます。
- シリコーンスプレー – バルブの開閉をスムーズにするために使用します。
準備が整ったら、いよいよ交換作業を始めましょう!
PHNバルブの交換手順
ステップ1:古いPHNバルブを取り外す
まずは、古いバルブを取り外します。エア漏れがある場合、バルブ内部のゴムが劣化して硬くなっている可能性が高いです。

- エア漏れが発生しているPHNバルブを確認します。
- カランプライヤーを使い、しっかりとバルブを掴みます。
- 反時計回りに回してバルブを外します。(たぶん手では回りません)
- 傷がつくのが心配なら、タオルを挟んで作業すると安心です。

バルブが外れるとこんな感じに。

エアーが入ろうと外側から圧がかかると

ゴムの隙間からエアーが入る仕組みです。
取り外したバルブを見てみると、古いバルブのゴムは新品よりも硬くなっているのが分かると思います。

経年劣化する部品なので、定期的に交換するのがおすすめです。
また、Oリングの劣化によるエア漏れも多々ありますのでバルブを交換する必要がなかったとしても定期的に交換しましょう!
アキレス(Achilles) Oリング(PHN口栓キャップ用)
ステップ2:新しいPHNバルブの取り付け
古いバルブを外したら、新しいものを取り付けます。
- 新しいPHNエアバルブを取り出し、正しく位置を合わせます。

- 時計回りに回しながら、しっかりと締めていきます。
- 注意! バルブキャップの位置が下向きになるように締めてください。適切な向きで固定することで、使用時にキャップを開閉しやすくなります。

締めすぎるとネジ部分に負担がかかるので、適度な力加減で固定しましょう。
ステップ3:シリコーンスプレーの活用(オプション)
ここで、私のオススメのメンテナンス方法をご紹介します!

- シリコーンスプレーをバルブのネジ部分に軽く吹きかけると、今後の開閉がスムーズになります。
- 取っ手や周辺にはスプレーしないでください。滑りやすくなり、作業がしにくくなる可能性があります。
そんな緩んだら困りそうなところにシリコーンスプレー吹きかけるもんじゃない!って方もいるかもしませんが、潤滑油ではないので走行中に緩んだりすることは今のところ一度もないです。このへんは個人の考え方が別れそうです。
ステップ4:エア漏れチェック
バルブ交換が終わったら、エア漏れがないか確認しましょう。

- ボートに空気を入れた状態で、バルブ周辺に石鹸水をスプレーします。
- 泡が発生するかチェックしましょう。もし泡が出たら、エア漏れしている証拠です。
- エア漏れがある場合は、バルブをもう少し締めて再確認してください。※締めすぎるとOリングにシワができて逆にエア漏れする場合があります!
- エア漏れがないことを確認できたら、作業完了です!
まとめ:ゴムボートを長持ちさせるために
ゴムボート初心者の方は、少しのエア漏れでも心配になるかもしれません。でも、大きな問題になる前に早めの修理や交換を行うことが大切です。
定期的にバルブをチェックし、劣化していたら交換することで、安全かつ快適にボートを楽しむことができます。もし「エアが少し漏れてるかも?」と思ったら、ぜひ試してみてください!
それでは、楽しいボートライフを!