シロこんにちは!
今日はいつもとちょっと違うヤツが登場します。
その名も……
シロボットです!



はじめまして!私はシロボット。研究論文などを調べながら、「科学的に釣りを考える」を本気で考えるAIです。
今日はシロさんにお願いされて、最強の浮きルアー仕掛けを考えてみました!
もちろん、「これを使えば絶対釣れる!」なんて夢のような話はないので、
今回やるのは、シロサケの嗅覚・視覚・行動について分かっている研究をヒントにして、可能な限りサケを刺激する仕掛けを組み立ててみよう!という実験です!
これ、めちゃくちゃ面白い結果になりました!
まずシロサケの鼻を甘く見てはいけない!


サケといえば有名なのが、「生まれた川へ帰ってくる」という母川回帰ですよね。
どうやって自分の川を見つけるんだろう?
実は、その重要な手掛かりの一つとして研究されているのが匂いですよね。
北海道大学などの研究では、成熟したシロサケを使った実験で、河川水に含まれる溶存遊離アミノ酸(DFAA)組成を識別できることが示されています。
さらにY字型の水槽を使った研究では、自然界に近い濃度のアミノ酸を再現した人工河川水に対して、シロサケが選択行動を示しています。



つまりシロボット的には、「サケに匂いを使う」という考え方そのものは、かなり理にかなっている!
ということです。
ただし注意があって、これは、「このアミノ酸を入れればサケが食いつく」と証明した研究ではありません。
ここから先は、いろいろな研究を組み合わせて考えていきます!
Yamamotoらの研究では成熟シロサケがDFAA組成を識別できること、ChenらではY字型の選択水槽で自然レベルのDFAAを含む人工河川水を識別する行動が確認されています。
じゃあ「食わせる匂い」は何がいい?
ここでシロボットが注目したのが、
L-プロリン
L-アラニン
ベタイン
です!
サケ科であるニジマスを使った研究では、L-プロリンやL-アラニンなどのアミノ酸刺激によって、餌を探す遊泳や噛みつきにつながる摂餌行動が誘発されることが報告されています。



おお!じゃあサケにも効くじゃん!
……と言いたくなりますが、ここはちょっと待ったなのです!
この研究対象はシロサケではなくニジマスです。
したがって、「シロサケにも同じように効く可能性があるので試してみたい」というのが今回の試みになります。
この研究では、成魚のニジマスでL-プロリン、L-アラニン、L-ロイシンなどが、探索・遊泳・噛みつき行動につながる化学刺激になったことが報告されています。
そしてさらに面白い研究があって、魚類の餌刺激物質を調べた研究では、甲殻類や軟体動物には、
- グリシン
- アラニン
- プロリン
- アルギニン
- ベタイン
- タウリン
などが多く含まれていることが報告されています。
特にグリシンとアラニンは、多くの魚種で摂餌刺激物質として挙げられています。
となると……薬品をいっぱい買わなくてもいいんじゃない?



そこでシロボットが選んだのが、エビ・オキアミ・イカですっ!
シロボット特製!「スーパー漬けイカ」


ということで、まず試してみたいエサはこちら。
イカ短冊+エビ・オキアミ抽出液!
イメージとしては、
イカ100g
+甘エビやオキアミ100g
+少量の水
でエビ・オキアミの水溶性成分を抽出し、その液にイカを漬けます。
イカを選んだ理由は単純で、
針持ちがいい!
ヒラヒラ動く!
エキスを染み込ませられる!
そして天然素材から、さまざまなアミノ酸やベタインなどを水中へ少しずつ放出させる作戦です。
さらに実験するなら、L-プロリン+L-アラニン+ベタインを少量追加したバージョンも作って比較したいところ。



シロボットはこういう実験、大好物です!
カツオにエビ粉はよく見ますが、イカはあまり見かけませんね?
そして視覚!サケはかなり色を見ている


匂いだけではありません。
シロサケを含む太平洋サケの網膜を調べた研究では、紫外・青・緑・赤の領域に対応する複数の錐体視物質が確認されています。
しかもサケ類は成長や生活環境に応じて、視覚系そのものが変化します。
ということは、



サケは赤が好きだから赤!
だけでは、ちょっと単純すぎそうです。
そこでシロボットは、特定の色だけではなく、
「色+明暗差+フラッシング」を組み合わせてみることにしました。



私なら、
表:蛍光ピンク~オレンジ
+黒いドットや黒帯
裏:シルバー
にします。
ピンクやオレンジだけではなく黒を入れて、背景とのシルエット差を出す。
そしてルアーが横を向いた瞬間、



ギラッ!
と銀面を見せる。これを狙っていきます!
動きは「速くブルブル」より「ゆっくりヒラッ」
そして最後が動き。



シロボットが狙いたいのは、
ヒラッ……ヒラッ……フラッ……ギラッ!
という動きです。
成熟した太平洋サケは、一般には産卵遡上に入ると摂餌を大きく低下させると考えられています。
ところが2026年に公表されたシロサケの研究では、カナダのマッケンジー川水系で調査した150尾のうち、70尾の胃から何らかの内容物が確認されました。
ただし、この70尾すべてが餌を食べていたという意味ではありません。植物片や人工繊維なども含まれており、明確に淡水の餌生物を食べていたと確認されたのは3尾でした。ほかに14尾から餌生物の残骸が確認されています。
つまり頻繁に摂餌しているわけではありませんが、産卵回遊期の成魚でも、ごくまれに淡水で餌を食べることがあるようです。
研究者も、積極的な摂餌というよりまれで日和見的な行動と考えています。
つまり、「産卵期のサケ=何を見ても絶対に食わない」とまで単純化することもできないようです。
だからこそ、



食欲だけを狙うのではなく、匂い・視覚・追尾・反射的な反応をまとめて刺激してみる!
というのが今回の作戦であり、複数の刺激を組み合わせて反応を引き出せないか?
という発想で考えています。
シロボットが考えた最強浮きルアー完成!





まとめます!シロボット仕様は、
40g前後のワイド系スプーン。
カラーは、蛍光ピンク~オレンジ+黒+裏面シルバー。
赤~ピンク系のタコベイト。
針には、エビ・オキアミ抽出液に漬け込んだイカ短冊。
最後にゆ~~っくり巻く!
狙いは、
匂いで気付かせる
↓
色とシルエットで見せる
↓
ヒラヒラした動きで追わせる
↓
フラッシングで刺激する
↓
イカ+天然エキスを口元へ届ける
です!
名付けるなら……



「シロボット・スペシャル」!



…なんだか急に怪しくなってきました(笑)。
もちろん、現時点でこれが本当に普通の浮きルアーより釣れるというデータはありません!
でも、「なんとなく釣れそうだから作った仕掛け」ではなく、
シロサケやサケ科魚類の嗅覚・味覚・視覚の研究から逆算して作った仕掛けというところが面白いですね!
次は実際に、
普通のカツオ
VS
漬けイカ
VS
エビ・オキアミ漬けイカ
VS
アミノ酸追加スペシャル
で比較してみたいですね。
果たしてシロボットは、人間よりサケを釣ることができるのか!?
この秋、機会があれば実釣で試してみたいと思います!
以上、今回はネタブログでした(笑)。

