こんにちは!シロです!私、タイヤ交換の時に古い日立のインパクトドライバーを使っていたのですが、絶滅危惧種の12Vのニッケル水素電池なんですね。段々バッテリー能力も落ちてきたので、新しいインパクトドライバーに買い替えようとも思ったのですが、もったいないのでマキタ仕様の14Vバッテリー化にしてみました。
どんな作業になるの?

今回は、古い日立のインパクトドライバーのバッテリーが劣化してきたので、マキタ14Vバッテリーから電源を取れるアダプターを使って、14Vバッテリーを強化するという作業をしてみました。
シロこれはマキタ化する前のバッテリーだぞ!


必要なアイテム
まず、用意するアイテムは以下の通りです。
- 日立12Vニッケル水素バッテリー(今回はEB1230R)
- マキタ14Vバッテリー(互換バッテリーを使いました)
- バッテリーアダプター
- ドライバー、ペンチ
- 半田ごて・半田
- 熱収縮チューブ
- 両面テープ
- ヒートガン(あれば便利)
アダプターはAmazonで簡単に手に入るので、あとは上記のツールで作業を進めていきます。



アマゾン、まじでなんでもありますな!電気工作が得意な方は色んなことに使えそうなアダプターです。
日立12Vバッテリーの解体
まずは、古い日立のバッテリー、EB1230Rを解体します。バッテリーのネジを精密ドライバーで4個外して、マイナスドライバーを使って慎重にバラしていきます。


古いセルのスポット溶接部分をペンチやドライバーでむしり取る作業が少し面倒。


正直絶縁できるのであればそのままでも良いのですが、重くなるので可能なかぎり取り除きます。



スポット溶接を剥がすときは指を怪我しないようにね!
必要な部分はこの部分です。


どこがプラスでマイナスかわからなくなりそうだったので、+、-を書いておきました。
マキタ14V化の準備
次に、マキタ14Vバッテリーに接続できるようにアダプターを古いバッテリーケースに取り付けます。
このアダプターとバッテリーをボルトで固定しようかな?と思ったのですが面倒すぎて、その辺に転がっていた両面テープを今回使いました。


しっかり貼りつくようにヒートガンで温めて貼り付けました。





眠かったので雑になっちゃったけど(笑)


こんな感じに配線を通してみました。
適当に先が尖ったもので刺すとズボっと行きます。


アダプターの配線方法はシンプルで、配線の+と-をしっかり確認しながら、半田付けをしていきます。


ここでは少し手間がかかる部分もありますが、しっかりと配線をすることで安全に接続が可能になります。



電源の配線が思ったより硬くてやりずらかったけど、慎重に半田付けしました!
熱収縮チューブも付けてみましたけど、あまり意味は無かったかもです。
あとは、元のバッテリーに戻して完成です。


改造後の結果と感想
最初の感想



長い!圧倒的に長い(笑)


一応立ててみましたが、直立はしました(笑)


ケースにもそのまま入りましたよ!


改造が完了した後、実際に使ってみましたが、若干パワフルになりました。今まで105N・mぐらいのトルクでタイヤのナットを締めていたのですが、12V仕様だと緩められませんでしたが、これなら緩めることができました!
元々12V仕様だったのに対し、14Vバッテリーを使うことで多少のパワーアップが感じられます。しかし、12V仕様のドライバーに14Vのバッテリーを装着しているので当然負担はかかっているのかと。長時間使用するのは避けた方が良いというのが正直な感想ですが、マキタのバッテリーは色んな機械に流用できるのでやって良かったかな。
バッテリー14V化の作業時間はだいたい30分~1時間程度が目安です。



12V仕様が14Vになるのだから当然パワフルに。
しかし、工具には負担がかかっているので短命になるのは覚悟、自己責任で!
個人的にはやってよかったチューンでした!
電動リールのバッテリーなどに応用できる
簡単な電気工作でしたが、お持ち電動リールと電圧が合えば、電動リール用のバッテリーとしても応用は可能です。
様々なバリエーションがあるので興味のある方はトライしてみるのもありかもしれませんな!
注意点
14Vバッテリーを使うことでドライバーに負担をかける可能性があるので、自己責任で作業は行ってください。特に18Vのバッテリーは過剰な電圧になりすぎて、火災などの危険があるので絶対に使わないでください。
まとめ
今回は日立の12Vバッテリーをマキタの14Vバッテリー仕様にする方法を紹介しました。作業時間は短めで、改造自体は意外と簡単にできましたが、使用時には注意が必要です。特に、電圧が上がることで機器に負担がかかる可能性があるので、適度に使うようにしてください!




