こんにちは!釣り好きのシロです。
「えっ、藻別川が規制されるの?」とびっくりした方もいるかもしれませんね。
実は今、オホーツクの人気釣り場・藻別川の河口で、新たな釣りルール(採捕禁止)が始まろうとしています。その背景には、北海道全体で進むサケ・マスの激減という深刻な問題があるんです。
今回は、釣り人としても知っておくべき「河口規制の理由と内容」、そして「現地の最新調査や対策」まで、簡潔にわかりやすく紹介します。

シロさん、藻別川の釣りってどうなるの? もうできないの?



ルールを守れば大丈夫!ただし規制エリアと期間をしっかりチェックしてから行こうね。
なぜ藻別川で釣りが制限されるの?
サケ・マスの資源が危機的状況に!
北海道全体では、秋サケもカラフトマスも来遊数が年々激減しています。
- 秋サケは平成16年の6,000万尾から、令和6年には1,765万尾(約71%減)
- カラフトマスは平成19年の1,480万尾から、令和6年にはわずか70万尾(約95%減)
藻別川は「野生魚」が戻ってくる貴重な川
そんな中、藻別川では野生のサケやマスが今も確認されているんです。
実際の釣り状況は?(令和6年調査)
ルアー釣りがメイン!1,500人以上が来訪
・遊漁調査は8月から朝5〜7時に実施
・約1,540人が確認され、ルアー釣りが主体
・漁協の呼びかけで、河口を塞ぐような釣りは減少傾向
では、どんな河口規制になるの?
令和7年度から「委員会指示」で採捕禁止エリアが設定
北海道の網走海区漁業調整委員会によって、以下のルールが導入される見込みです。
河口規制の概要
河川名 | 左岸(m) | 右岸(m) | 沖合(m) | 禁止期間 |
---|---|---|---|---|
藻別川 | (100) | (100) | 200 | 毎年8月1日〜12月10日 ※令和7年度は9月1日〜 |


ここだけは絶対チェック!
河口から左岸100m・右岸100m・沖合200mの範囲、毎年8月1日〜12月10日※令和7年度は9月1日〜で、サケ・マスの採捕は禁止される見込みです!
地元の調査・保全活動も進行中!
- 魚道の清掃、仮設魚道の設置
- 野生魚の遺伝的調査、産卵状況の把握
- 親魚の上流再放流で自然産卵を促進
これらの取り組みによって、「サケ・マスが戻ってくる川」として藻別川が守られようとしています。
あなたにもできること!意見提出で未来を変えよう
藻別川の規制については、公聴会と意見提出の受付も始まっています。
※公述書は7月16日(水)の正午までに提出してください。
また公聴会は令和7年7月18日(金曜日)です。
場所:16時00分~紋別漁業協同組合 大ホール 定員60名
意見を出す方法
- メール:kaiku.abashiri@pref.hokkaido.lg.jp
- FAX:0152-44-3121
- 郵送:〒093-8585 網走市北7条西3丁目 網走海区漁業調整委員会
他の北海道さけます河口規制もチェックしよう
私が作成したさけます河口規制の一覧表です。一覧表内の見出しに出てくる振興局をクリックすれば、爆速で河口規制をチェックできるようにしてありますので是非ご活用ください!
7月に更新したばかりの最新の一覧表です!


【まとめ】
藻別川はただの釣り場じゃありません。やはり、北海道屈指のサケマス釣りの聖地の一つです。
そして、野生のサケやマスが戻ってくる貴重な場所です。
だからこそ、資源保護のために釣り人一人ひとりが「釣り方」や「ルール」を意識していくことが大切なのかもしれませんね。
河口規制を正しく理解して、これからも永く楽しめる藻別川を守っていきましょう!