「釣れた魚、地面に置いて写真撮るのって、ちょっと罪悪感ありませんか?」
今日はそんなモヤモヤを減らしてくれるアイテム、シマノ「コンパクト フィッシュプール」を一緒にチェックしていきましょう!
単なる“変わり種グッズ”なのか、本気で釣り人の役に立つ「携帯水槽・簡易イケス」なのか、スペックから使いどころ、メリット・デメリットまで、掘り下げてみます。
シマノ コンパクトフィッシュプールとは?
シマノのコンパクト フィッシュプールは、一言でいうと 「折りたたんで持ち運べる、魚撮影用の簡易プール(簡易イケス)」です!
公式ページでは、
- 撮影のために釣った魚を地面に置かずに
- 水を張ったプールの中で負荷を軽減しながら撮影できる
- 使わないときは小さく折りたためる
といったコンセプトが説明されています。
さらに、車のトランクトレーとしても使えるとされていて、「魚用水槽+車内用バッカン」のような2WAY用途も想定されています。
シマノのコンパクト フィッシュプール公式ページはこちら
ざっくり特徴
- 横長のプール形状で魚が収まりやすい
- 折りたためる金属フレーム入りで、自立しつつコンパクト収納が可能
- 内側にサイズ目安プリント入り(魚の長さを写真と一緒に残せる)
- 汚れが拭き取りやすいPVC素材
- ブラック/グレーの2カラー展開
- M/L/XLの3サイズ展開
サクラ「携帯 簡易イケス」といったワードで探している人がイメージしている、“持ち運べる魚用プール”という位置づけそのものです!
どんな釣り・シーンで便利?
意識高い系釣り人の悩み



せっかくいい魚釣ったのに、コンクリの上に置くのはちょっとなあ……



でも活かしバッカンを毎回持ち歩くのも、正直しんどい。
この悩み、かなり多いはずです。
コンパクトフィッシュプールがハマるシーン
1. サーフや防波堤のルアーゲーム
- ヒラメ、シーバス、サクラマスなど
- 砂浜やコンクリに直置きすると火傷・ダメージが大きいターゲット
- 波打ち際が荒れていて、落ち着いて写真が撮りにくいとき
2. バス・トラウトのキャッチ&リリース派
- 写真だけ撮って素早くリリースしたい
- ランディング後も水を張ったプールで魚を落ち着かせたい
3. 車内・自宅での“トランクトレー用途”
- クーラーBOXや濡れたタックルを車に積むときに敷く
- 氷水で冷やした魚をクーラーから出す時の受け皿として
いわゆる「生かし用イケス・スカリ」とは違い、あくまで撮影や一時保管用の“簡易水槽・簡易イケス”という立ち位置です。
スペックとサイズ・素材をチェック
サイズ別スペック表(M/L/XL)
シマノ公式スペックをもとに、サイズごとの違いを表にまとめました。
| サイズ | カラー | 本体寸法(cm) | 深さの目安 | 重量(kg) | 本体価格(税別) | ざっくり用途イメージ |
| M | ブラック/グレー | 30 × 73 × 15 | 約15cm | 0.7 | 6,900円 | 40〜60cmクラスのシーバス、トラウト、チヌなど。ゲームベスト背面ポケットに入るサイズ感。 |
| L | ブラック/グレー | 40 × 90 × 15 | 約15cm | 1.1 | 7,900円 | 70〜80cmクラスのシーバス、ヒラメ、サクラマスなど。60Lクーラーが収まる横幅。 |
| XL | ブラック/グレー | 40 × 120 × 15 | 約15cm | 1.4 | 9,400円 | 大型ヒラマサや青物、メーターオーバーシーバス、イトウまで想定。65Lクーラー対応のフルサイズ。 |
※価格は公式税別表記。実売価格は店舗やECで変動する可能性があります。
素材・構造のポイント(「水槽」としての安心感)
素材まわりも簡単に整理します。
| 項目 | 内容 |
| 本体素材 | PVC(塩化ビニル樹脂)。汚れが拭き取りやすく、海水や魚のヌメリに強い。 |
| フレーム | 折りたためる金属フレーム内蔵。水圧による外向きの力には強く、内側から押すと折りたためる構造。 |
| 底面・形状 | 横長の浅いプール形状。魚のシルエットが写真に収まりやすい。 |
| 付加機能 | サイズ目安プリント/両サイドハンドル/「FOR THE FISH」織ネーム。 |
| 想定用途 | 魚の撮影用の簡易プール・一時的なタックル置き・クーラーやバッグのトランクトレーなど。 |
写真撮影に振った“平べったい水槽”というイメージで見てもらうとしっくりきます。
実際の使い勝手をイメージする


結論を言うと
●シマノ コンパクトフィッシュプールは、「魚に優しい撮影用水槽」をコンパクトに持ち歩きたい人向け。
●活かしバッカンのように長時間キープする道具ではなく、「写真を撮る数分〜十数分」を快適にする簡易イケス。
●サーフや防波堤、車内トレーとしての相性が良く、「1つ車に積んでおくと何かと便利」なタイプのギア。
想定シーン1:サーフのヒラメ・サクラマス・マゴチ



ランディング後、波打ち際でフラフラ暴れるヒラメ、サクラマス。
砂だらけになった魚を洗って撮影……は、魚にも写真にもあまり優しくないですし、シャッターボタン押そうとしたらまた暴れて…振り出し…。
コンパクトフィッシュプールを少し離れたフラットな砂地に置き、水を張ってから魚を移すことで、
- 体表の砂が自然に落ちる
- 日射しの強い日でも、地面の熱から守れる
- 手返しよく撮ってリリースしやすい
といったメリットが期待できます。
想定シーン2:防波堤のシーバス・ロックフィッシュ



防波堤で良型のロックフィッシュ!しかし、アツアツのコンクリートに直置きしたくはない!
そんな場面で、足元にプールを用意しておけば、落ち着いて撮影できます。
両サイドのハンドルは、水を捨てるときや車から引き出すときにかなり効きそうです。
想定シーン3:車のトランクでクーラー+タックルをまとめる
シマノ公式でも「折りたためるトランクトレーとしても重宝」とある通り、釣りからの帰りにクーラーや濡れたウェーダーをまとめて乗せる“車内用バッカン”としても優秀そうです。



これなら車に置いておく理由になりますね!
メリット・デメリットを冷静に整理してみた
メリットまとめ


デメリット・注意点
「活かし用イケス」ではない
→ 公式も「あくまで簡易プール。魚活かしには向かない」と明記。長時間のキープにはNG。
フラットな場所が必要
→ 凹凸が激しい磯では水が張りにくく、こぼれやすい。急斜面にも不向き。
満水時はそれなりに重い
→ L・XLサイズでたっぷり水を入れると、移動はハンドル頼みでもそこそこ重労働。
収納時の“ひと手間”はある
→ 金属フレームを折るコツを掴むまでは、最初少し戸惑う可能性あり
こんな人には向く/向かない
向いている人
- リリース前提で釣りを楽しむ人(トラウト・シーバス・バスなど)
- 写真を撮ってSNSやブログにアップする習慣がある人
→ サイズプリント+フラットな水面は、写真映えと情報性のバランスが◎ - サーフや防波堤でヒラメ・マゴチ・フラットフィッシュを狙う人
- 車内をできるだけ汚したくない人(トランクトレー用途も重視)



魚を大切にしたいアングラーには特におすすめです!
あまり向かないかもしれない人
- 長時間、魚を生かしておきたい(活かしバッカンやスカリが本命の人)
- 常に荷物を極限まで絞りたいライトハイカー系アングラー
- 磯メインで、フラットな設置場所がほとんど無いフィールドばかり行く人



せっかちな方や、写真撮影は特に…と言う方には向かないかもですな。
購入前にチェックしたいポイント
Q. コンパクトフィッシュプールは「水槽」や「イケス」として長時間使える?
A. 答えはいいえ。公式も「簡易プール」であり、魚活かし用途には向かないと記載しています。
あくまで撮影や短時間の一時保管用と考えるのが安全です。
Q. どのサイズを選べばいい?
- 50〜60cm前後が多いライトゲーム中心 → Mサイズ
- 70〜80cmクラスのシーバス・フラット・サクラマス → Lサイズ
- メータークラスの青物・ヒラマサ・イトウ → XLサイズ
「普段狙う最大クラス+余裕10〜20cm」を目安に選ぶと失敗しにくいと思います。
Q. 他社のバッカンや折りたたみバケツと何が違う?
- 魚を横向きに寝かせて“全身+サイズ感”を写せるように設計されたプール
- サイズプリント/カラーリング/フレーム構造まで“撮影前提”で作られている
という点で、
「とりあえず水が溜まればいいバケツ」よりも、魚を大切にかつ、綺麗に写真撮影したいアイテムと言えそうです。
まとめ:魚にも写真にも優しい「携帯水槽」が欲しい人に
最後に、この記事のポイントをサクッとまとめます。
- シマノ コンパクトフィッシュプールは、魚を地面に置かずにやさしく撮影するための簡易プール(簡易イケス)。
- 折りたためる金属フレーム+PVC素材で、携帯性とお手入れのしやすさを両立。
- サイズ目安プリント付きで、SNS映えする釣果写真とサイズ記録をセットで残せる。
- 「活かし用イケス」ではなく、撮影〜短時間キープ用+トランクトレー用途と割り切れる人向き。
「携帯水槽・簡易イケス」といったワードで検索してきた読者に対しては、
魚を大事にしたい派の“第2の必需品”候補
写真映えとリリースの両立を助ける、携帯用ミニ水槽
として、かなり刺さるアイテムだと思います!


