こんにちは!釣り大好きブロガーのシロです!
今回は北海道・斜里町のオホーツク海でサケ・マス釣りをするなら「絶対に知っておきたいルール&マナー&法律」について、解説していきます!
これを読めば、
「どこで釣っちゃダメなの?」
「どうしてルールができたの?」
「違反したらどうなるの?」
がわかります♪
なぜルールができたの?
サケ・マス釣りは毎年全国から多くの釣り人が集まる人気レジャー!
でも、人気が出るとどうしてもマナー違反やトラブルも…。
斜里町に行くとよく見るのがずーーーっと道の駅で車中泊。数か月場所取りしてサケ釣り。違法駐車。ゴミの投棄などあげたらキリがないぐらい。一泊二日の釣行をして、また、次の週、また何週間か経って行ったらまた、同じ道内・外の車が!なんてことは日常茶飯事でした。

この時期は全道・全国から沢山のアングラーがサケ・マスを釣りにやってきます!
時期 | 背景 |
---|---|
2023年 | 斜里町が関係者と協議を始める(「海浜利用適正化検討協議会」設立) |
2024年 | 「斜里海浜サケ・マス釣りルール」スタート! |
つまりこのルールは、みんなで自然と地域を守るために作られたんです!


釣り人がやっちゃダメなこと(DON’T)



まずは禁止行為です!
絶対に守ってね!
以下の行為は毎年必ず見かけます!
特にテントの常設、場所取り行為、車両の進入などは見ない年が無いほどです。
法に触れることも多々ありますので、必ず守りましょう!
テントや仮設トイレ等を放置しない(設営は24時間以内)
指定された区域・期間でのサケ・マスの採捕をしない
海岸や施設を杭や縄、物品で占有しない(場所取り行為)
指定区域・期間の立入をしない(関係者以外立入禁止、了解の無い私有地)
海岸や河川へのゴミや魚の残滓等の投棄をしない
砂丘植生への車両の乗り入れやテント設営をしない
斜里川から西側の網走国定公園区域の砂浜に車両を乗り入れない
砂丘の掘削や切土をしない
これだけは守ってね(KEEP)
お願いの部分もありますが、マナー的にアウトなこともあります。
法令に触れないなら何をやってもかまわない!なーんてやっていると、大きな問題に発展して、近い未来、条例・規則に盛り込まれることも私はかなりの確率であると思います。
良識ある行動を心がけてください。



お願いレベルなんだから守らなくても罰則なんて!
みたいな考えだと本当に釣りができなくなる可能性も…。
釣竿、竿立て等の使用は3本以内
ヒグマ出没に備え、荷物や釣果は身に着けるか手元に置き、常に周囲を警戒。出没時は荷物を残さず退避
1日に釣るサケ・マスの尾数は3尾以内(陸に上げた魚は釣った数に含めます)
リリースは魚を弱らせないよう素早く丁寧に水中で
ウトロ漁港東港の水域内でのサケ・マス釣りはご遠慮ください
焚火・ごみの焼却は禁止(消防署届出が必要)
漁港や駐車場、道路上での椅子やテーブルの使用等キャンプ的行為はご遠慮ください
通行の支障となる駐車や観光施設利用の妨げになる長時間駐車はご遠慮ください
サケ・マスの採捕禁止区域と期間



特に注意したい河口規制について説明するよ!
事実上、以下エリアではカラフトマス釣りとサケ釣りがほぼできません。
過去にこの期間に釣りができていたエリアもあります。昔の感覚で釣りすると捕まる可能性も十分ありますので、必ず確認してくださいね!
区域 | 範囲 | 期間 |
---|---|---|
イワウベツ川河口 | 両岸+沖合1000m | 6月1日~12月10日 |
ホロベツ川河口 | 両岸+沖合100m | 8月1日~12月10日 |
ペレケ川河口 | ウトロ漁港西港内 | 8月1日~10月31日 |
オンネベツ川河口 | 両岸+沖合500m | 5月1日~10月31日 |
糠真布川河口 | 両岸+沖合100m | 8月1日~12月10日 |
奥蘂別川河口 | 両岸+沖合500m | 5月1日~12月10日 |
斜里川河口 | 両岸+沖合1000m | 5月1日~12月10日 |
立入禁止区域と期間
区域 | 期間 |
---|---|
ウトロ漁港南護岸・衛生管理エリア | 通年 |
知布泊漁港 | 8月1日~11月20日 |
斜里漁港防砂堤 | 通年 |
了承のない私有地 | 通年 |
画像引用:斜里町ホームページ
法令と罰則



みなさんが気になる罰則について解説コメントも入れながら説明するよ!
法律は必ず守ろう!守れないならこの釣りしちゃだめだよ!
法令 | 内容 | 罰則 | 解説コメント |
---|---|---|---|
漁業法 | 漁業調整委員会に基づく都道府県知事からの命令違反(第120条) | 1年以下の懲役または50万円以下の罰金 | 簡単に言うと、都道府県の漁業関係者などが決めたルール(例:禁漁期間や漁法)を破るとアウト。川や海での「釣り方」も対象になることもあるよ! |
海岸法 | 許可を受けずに行う海岸の専用や土地の掘削、盛土、切土(第37条の4、第37条の5) | 6月以下の懲役または30万円以下の罰金 | スコップで砂浜を掘ったり、テントのために地形を変えたりすると違反になることも。自然の地形を勝手にいじっちゃダメ! |
自然公園法 | 許可を受けずに行う網走国定公園の第2種特別地域および特別保護地区の道路以外への車両侵入、土地の形状変更、工作物の建築(第20条、第21条) | 1年以下の懲役または100万円以下の罰金 | 国定公園内では自然を守るために厳しいルールがあるよ。砂浜に車を乗り入れたり、テントを設置するのも許可が必要な場合があるんだ。 |
森林法 | 許可を受けずに行う保安林での立木の損傷や土石の採掘、土地の形質の変更(第34条) | 1年以下の懲役または150万円以下の罰金 | 山林や森の中にある場所で釣りやキャンプをするときに注意!枝を折ったり地面を掘るとアウトになることも。 |
漁港及び漁場の整備に関する法律 | 漁港の施設を損傷し、汚染する行為(第39条) | 50万円以下の罰金 | 漁港の設備(岸壁・スロープなど)を壊したり、汚したりすると罰せられるよ。釣り道具の片付けもしっかりね! |
廃棄物の処理及び清掃に関する法律 | 廃棄物のみだりな投棄や焼却(第16条、第16条の2) | 5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金 | 魚の内臓や弁当ゴミをポイ捨てしたり、焚き火で焼却すると大問題!しっかり持ち帰ろうね! |
刑法 | 許可を受けずに住居等に侵入する行為(第130条) | 3年以下の懲役または10万円以下の罰金 | 民家の敷地や私有地に無断で入ったら立派な「不法侵入」になるよ!駐車や釣り場所には注意しよう。 |
軽犯罪法 | 許可を受けずに立入禁止区域に侵入する行為(第1条) | 拘留または科料 | 漁港や河口など「立入禁止」の看板がある場所に入るだけで軽犯罪になることも…。見えなくても「関係者以外立入禁止」エリアはダメ! |
北海道漁港管理条例 | 許可を受けずに岸壁等の施設を占有する行為(第12条) | 5万円以下の過料 | テントや道具で場所取りしたり、長時間スペースを専有するのも違反になることがあるよ。譲り合いも大切! |
北海道自然環境保全条例 | 許可を受けずに行う道自然環境保全地域特別地区の道路以外への車両乗入、土地の形状変更、工作物の建築(第17条) | 6月以下の懲役または50万円以下の罰金 | オホーツクの自然を守るためのルール。砂丘を車で走ったり、工作物(大きなテントなど)を建てたりしないようにしよう! |
北海道漁業調整規則 | 許可を受けずに行う河口規制区域でのサケ・マスの採捕(第42条) | 6月以下の懲役または10万円以下の罰金 | サケ・マスが産卵のために遡上する大事なエリア。河口付近では時期や場所に応じて釣り禁止なので、しっかり確認してね! |
お役立ち情報:釣り旅をもっと快適に!
キャンプ場(釣り旅の拠点にぴったり)
名称 | 備考 |
---|---|
国設知床野営場 | フリーサイト、日帰りもアリです! |
クリオネキャンプ場 | 斜里町市街地がすぐそば!買い物にも便利! |
みどり工房しゃり | とても開放的なキャンプ場! |
来運 水の学校 | 旧来運小学校を利用した複合施設!貴重な体験ができること間違いなし! |
ゴミの処理はどうする?
キャンプ場などでは持ち帰りが基本!
道の駅うとろ・シリエトク、知床世界遺産センターでは、ゴミ袋は販売していませんが、レジ袋等に分別して持って行くとゴミの量に応じて料金を徴収し回収してくれます。
ただし、食べ残しなど一般的な生ごみは引き取りますが、魚の内臓は引き取りません。
道の駅しゃりでは、窓口でゴミ袋を購入し、当日の受入時間中に窓口にいくと、食べ残しなど一般的な生ごみは引き取ってくれます。
ただし、魚の内臓は引き取りません。
魚を捌ける場所
国設知床野営場(斜里町ウトロ香川)電話 0152-24-2722
利用料300円、利用期間6月1日~9月30日(10:00~16:00)
利用料金に魚の内臓の引き取りを含みます。
来運 水の学校(斜里町来運117)電話 0152-23-7800
宿泊者に限り利用可能、宿泊料金に魚の内臓の引き取りを含みます。
クリオネキャンプ場(斜里町西町4)電話 080-4950-6904
宿泊者に限り利用可能、宿泊料金(550円~)とは別にゴミ袋代(20円~)が必要です。
公衆トイレ(釣り場での“命綱”!)
道の駅うとろ・シリエトク
道の駅しゃり
さわやかトイレこかげ
オホーツク霊園
最後に|ルールを守ることが楽しい釣りの第一歩!
斜里町のサケ・マス釣りは、自然も豊かで最高のロケーションです!
行けば誰もが虜になるスペックが揃っています。
だからこそ、「釣る前に学ぶ」ことが大切ですね!
- ルールを守って
- ゴミを持ち帰って
- 「ありがとう」を言える釣り人になりましょう!