こんにちは!シロです! いつもは釣りの記事ばかり書いていますが、当ブログは釣りとアウトドアを楽しむブログです(笑)
今回は札幌近郊で日帰り登山ができる「樽前山」に行ってきたので、その体験をもとに、初心者目線でわかりやすくまとめてみました!
「登山デビューしたいけど、どの山がいい?」「札幌近郊で気軽に登れる山ってある?」という方にぴったりな内容ですよ!
登山ルート、装備、アクセス方法、注意点など、「はじめての登山」でも安心して読める内容をたっぷり詰め込んでいますよ!
樽前山ってどんな山?初心者向けにざっくり解説
支笏湖の南に位置する活火山
樽前山は北海道の支笏湖の南側にある標高1,041mの活火山です。最大の魅力は、駐車場からわずか1時間〜1時間半で絶景が見られる「お手軽登山」だということ。
しかも山頂からは支笏湖や苫小牧方面まで見渡せる大パノラマが広がります。風が強い日が多いものの、整備された登山道と高低差の少なさから、初心者の登山デビューにぴったりです!
【アクセス】札幌から樽前山への行き方
マイカーで行く場合
- 札幌中心部から道央自動車道「千歳IC」へ(約40分)
- 千歳ICから国道276号を南下し、支笏湖方面へ(約30分)
- 支笏湖畔を経由して「樽前山七合目ヒュッテ駐車場」へ(約20分)
合計:約1時間30分~2時間で登山口に到着します。
【ポイント】
・駐車場は50台以上駐められますが、土日祝は早朝から満車になることも。
・事前にでコンビニやトイレを済ませておくと安心です。
登山ルートと実際の所要時間
七合目登山口→東山山頂ルート(往復約3.5km)
【登山口】七合目ヒュッテ(標高約670m) 【ゴール】東山山頂(標高1,022m)
● 所要時間:登り約60〜90分、下り約40〜60分 ● 累積標高差:約150m(緩やかな登り)
実際に歩いてみた感想
・最初は少し急登がありますが、すぐに開けた尾根道に出ます。
・風が強い日は帽子に注意!飛ばされないように。
・木道や階段が整備されていて足元は安心。(下りは滑りやすい)
初心者向けポイント
・道迷いの心配が少ない一本道ルート
・小休憩できるポイントもあり
・火山ガス注意、案内表示をしっかり確認
装備:初心者でも安心して登れる樽前山登山に必要なアイテム
1. トレッキングシューズ

登山初心者にとって最も大事なアイテムがトレッキングシューズです。樽前山の登山道は、最初は少し急な場所もありますが、後半は火山レキ(小石)が散らばっていたり、足元が不安定な場所が多いので、しっかりと足元をサポートしてくれるシューズが必要です。
私が実際に使用しているのは「キャラバン トレッキングシューズ C1_02S」です。これの特徴は、ゴアテックスメンブレンが使われており、雨の日でも安心。また、グリップ力が高いソールで、岩場やレキが散らばった登山道でも滑りにくく、安心して登れます。
また、非常に手の届きやすい価格帯が魅力的で、初心者の方にもオススメです。
2. レインウェア(上下セット)
樽前山は天候が変わりやすく、特に急に風が強くなることがあります。登山中に突然の雨や強風に見舞われることもあるので、レインウェア(上下セット)は必須アイテムです。
レインウェアは通気性が良く、軽量なものを選びましょう。登山の最中、気温差や運動量に応じて蒸れが発生することがあるため、透湿性のある素材(ゴアテックスなど)を選ぶと快適に登山を楽しめます。
3. バックパック(10〜20L)
登山には、10〜20Lのバックパックがぴったりです。大きすぎると荷物が多くなり、重くなってしまうので、必要最低限の装備を入れることができるサイズを選びましょう。
バックパックには、水分補給用のボトルや行動食、レインカバー、日焼け止め、手袋、携帯トイレなど、必需品をしっかりと収められるポケットがついているものを選ぶと便利です。
4. 水分と行動食
登山中は十分な水分補給が必要です。特に樽前山は短い登山道でも意外に体力を消耗するので、500ml×2本程度の水やスポーツドリンクを持参しましょう。
行動食としては、おにぎり、ナッツ、チョコレートなど、エネルギーを素早く補給できるものが便利です。特に山頂が近づくにつれて疲れが出るので、途中で小休憩をしながら補給することが重要です。
5. 防寒着
樽前山の標高が1,000mを超えているため、山頂付近は特に冷えることがあります。登山中でも気温が急激に下がることがあるので、軽いウィンドブレーカーやフリースジャケットを携帯することをお勧めします。
寒い日のために、特に登山後の下山時に役立つように、防寒着は必ず準備しておきましょう。風が強い場合は、耳を守るための帽子やイヤーマフもあると便利です。
6. 携帯電話とGPS
特に初心者の方には、携帯電話とGPS(または登山用のナビアプリ)を持参することが重要です。これにより、道迷いの不安を軽減できます。大抵の登山道は道標が整備されていますが、もしものために、登山前に登山ルートを確認しておき、地図アプリやGPSを活用しましょう。ちなみに樽前山の東山はスマートフォンの電波があるキャリアが多いです。
7. トレッキングポール

下り坂では特にトレッキングポールが役立ちます。足場が不安定な登山道でバランスを取るのに便利で、膝への負担を減らすことができます。簡易タイプのポールでも十分に効果的なので、必要であれば携帯しておきましょう。

以上が、樽前山を登る際に必要な基本的な装備です。登山に慣れていない方でも、この装備があれば安心して登れると思います。最初は少し大変かもしれませんが、樽前山の絶景を見ながら登る楽しさがきっと心に残るはずです!
登山体験記:初心者向けの樽前山チャレンジ!
札幌から樽前山へドライブ
今回は車で札幌から向かいます。国道453号線をひたすら支笏湖方向に向けて走り、支笏湖の温泉街を抜け苫小牧方面へ。そのまま大滝村を目がけて走るとモーラップキャンプ場手前から左折し、道道141号線に入ります。そのまま突き進んで行くと、看板がありますので、間違えて左折しないでこのまま砂利道を登ります。

ヒュッテが見えて来ました。

更に上に行くと駐車場があります。さぁ到着です!

登山開始!まずは入山届から
こんな山奥ですが、トイレがありますので登る前に用を足してからレッツ登山!入口のすぐ横に入山届を書くところがあります。

低い山ですが、是非記入してから登りましょう。

森林ゾーンは油断禁物
実はこの樽前山の登山、一番最初がツラいです…。

草がわらわらしていますが突き進みます。初心者のアナタであれば、この森林ゾーンを抜けた時、かなり心拍数が上がっているハズ(笑)
無理をせずに一度休憩しましょう!
解放感のある尾根道、しかし足場注意!

ここから解放感のある道になりますが、非常に足元が悪いです。火山レキがボロボロとあり非常に足がとられやすい。

まるで砂浜の山を登っているような感覚で、初心者の体力をジワジワ削ってきます。
しばらくすると看板があり、ここでまた休憩。振り返ると絶景が広がります!

頂上は常に見えている状態なので、ペース配分を意識して登っていきましょう。
最後の分岐と登頂!
分岐点では左に行くと西山、右に行くと東山です。

今回は東山なので右にターン!

溶岩ドームを横目に登り切ると

…登頂!!

支笏湖が綺麗ですね~。晴れていれば苫小牧方面もしっかり見えますよ。

慣れてる人であれば30~40分、初心者であれば60~80分が目安です。
下山の注意点と装備の大切さ
下山時は風が強く、急にガスがかかって寒くなりました。

単純な道ですが、方向感覚を失うこともあるので、防寒着や雨具、GPSは必須です。スマホの電波はだいたい通じます。
何度も書きますが、特に下りの足場が非常に悪く、転倒やバランス崩しやすいため、トレッキングポールがあると安心。
靴の中にレキが入るので、ハイカットの登山靴がおすすめです。
樽前山登山を振り返って
帰りはあっという間でしたが、普段登山をしない方なら、何度も転びそうになりながら下りてきたはず(笑)。膝もガクガクだったと思います(笑)
最後に入山届に下山記録を記入して終了!
どんな紹介サイトにも「初心者向け」って書いてありますが、実は初心者には結構キツイです(笑)。山は山なので、装備と準備はしっかりして、安全第一で楽しみましょう!
樽前山で感じた「感動ポイント」
1時間で別世界の絶景!
登山口からわずか30分ほどで、視界が一気に開けて支笏湖と火山ドームが現れます。息をのむほどの景色に「登ってよかった…」と思わされます。
季節によって楽しみ方が変わる
春は雪渓、夏は高山植物、秋は紅葉が美しい。6月〜10月が初心者におすすめのシーズンです。
今回はウコンウツギやイソツツジが見れました。
※山開きは6月12日になることが多いです。


注意点と安全対策
・火山ガス情報は事前に「気象庁のホームページ」などでチェック
・強風・雷・天候急変に備えて引き返す判断も重要
・トイレは登山口にあり、携帯トイレも持参するとさらに安心です。
登山後のおすすめ寄り道スポット
支笏湖温泉で汗を流そう
「丸駒温泉旅館」
「しこつ湖 鶴雅リゾートスパ 水の謌」

など、登山後にゆったり温泉につかれる施設が豊富です。
※令和7年6月20日現在の情報
ご当地グルメも楽しもう
「支笏湖チップ料理」など、北海道らしい味覚も登山後のお楽しみです。
まとめ:樽前山は登山デビューにぴったり!
初めての登山に「不安」がある人でも、樽前山なら気軽に絶景を楽しめます。札幌から日帰りで行けて、初心者向けの整備された道、ちょうどよい運動量、そして山の達成感。
ぜひ次の休日にチャレンジしてみてください!