マグロ釣りを始めるための初期費用とは?

マグロ釣りを始めるためのアイキャッチ

マグロ釣りに挑戦してみたい!でも、どのくらいの費用がかかるのか気になりますよね?

今回は、初心者がマグロ釣りを始めるために必要な道具や費用について、具体的に解説していきます。
初心者なので50キロぐらいを想定したマグロを…。と思ったのですが、最近は100キロも当たり前になってきたので、3ケタを狙ったタックルを想定しながら進めます!だってみなさん、最終的にはこの3ケタを狙うはずです!

目次

マグロ釣りに必要な初期費用

私がいきなり3ケタを狙うタックルで道具を揃える理由って言うのが、マグロ釣りをやって30キロとか50キロでいいや!で満足しますか?ってことなんです。
マグロ釣りをされる方って圧倒的なパワーの魚であるマグロとガッチガチのファイトをしたい方が多いハズです。そこがしれないデカイ魚とファイトしたいハズなんです。
おそらく一匹50キロぐらいの釣ったらどんどん大きい魚を!となるはずです。
中には自分にはこれ以上大きいのは無理。と挫折する方も少数ではないのですが、せっかくなの上を目指してください!

1. 必要なタックル(釣具)

マグロ釣りには、一般的なルアーフィッシングとは異なる頑丈なタックルが必要になります。
釣りと言う点については同じですが、全く別物と思ってください!
ロッドのパワー、ラインの強さ、フックの強靭さ、そして価格、全てにおいてケタ違いです!

そしてキャストの技術、ファイトの技術。船上での船の立ち回り。非常に独特なものがあり、一般的なトラウトフィッシングやシーバス、バス釣りの技術とは全くことなる釣りであることを理解するところからはじまります。
他の釣りからマグロ釣りに入って来た方は大抵一発でこれを理解できません。私もその一人でした(笑)矯正するのに数年かかりました…。

アイテム推奨モデル価格目安
ロッドシマノ オシアプラッガーBG ブルーフィンツナ約80,000円〜
リールシマノ ステラSW 18000HG約120,000円〜
スプールシマノ 20000MAXスプール約33,000円~
ラインPEライン 12号以上(バリバスやYGK)約15,000円〜
リーダーナイロン 250lb以上約3,000円〜
ルアーポッパー、ダイビングペンシル1個5,000円〜
フックSTX-68 4/0〜5/01パック2,000円〜
プライヤーシマノ約3,000円〜
リングスプリットリング #8以上約1,000円〜
スイベルボールベアリングスイベル約1,000円〜
グローブフィッシンググローブ約3,000円〜

タックルの合計費用:約266,000円

2. その他の装備

ギンバル

最低限の道具以外にも、あると便利なアイテムがあります。

アイテム価格目安
ギンバル(ファイティングベルト)約10,000円~
シューズ(デッキシューズ)約10,000円~
ノッター(ノット補助具)約5,000円
ライフジャケット(自動膨張式)約15,000円
偏光サングラス約10,000円

追加費用の合計:約50,000円

正直ギンバルについては悩みました。
マグロ釣り初心者でギンバルまともに使ってる方、見た事無いです(笑)
大抵、ギンバルを使ったことによって危険でツラいファイトしている方の方が多いかなと思うので、私は推奨しない方です。もちろん私は3ケタのマグロ釣るのにギンバル使ったこともありませんし、時期によっては20分ぐらいであげられます。
また、デッキシューズですがあると良いですね。安定感が全然違います。揺れる船。濡れて滑る船。安定した靴履くメリットは大きいです。チョコチョコ船の上動くのでサンダルは不向きです。船長が完全にフォローしてれる船であれば「みよし」のみのファイトになると思うのでかなり楽にファイトできるハズです。

3. 釣行費用(年に数回行く場合)

マグロ釣りは遠征することが多く、船代やガソリン代がかかります。
ガソリン代についてはお住まいによって変わりそうなので、とりあえずの金額を入れておきます。
船代は乗合価格にしましたがこれもおおよそです。

費用項目1回の相場
ガソリン代(往復)約8,000円
船代(乗合船)約25,000円
宿泊費(車中泊なら無料)0円
食費・雑費約5,000円

1回の釣行費用:約38,000円

仮に年4回遠征すると、

38,000円 × 4回 = 152,000円

4. 合計費用

費用項目金額
タックル一式約233,000円
追加装備約50,000円
年間釣行費用(4回)約152,000円
合計468,000円

つまり、マグロ釣りを始めるには約47万円の予算が必要になります。

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これだけお金がかかってもまだ足りない

グローブ

お金がさらにかかるパターン

マグロ釣りの凄いところは、これだけでもお金がかかるなら私は無理…。と既に挫折してしまいそうですが、まだまだかかります(笑)
と、言うのもこんな例があります。

  • ファイト中にリーダーから切られる→プラグやフック代がかかります。
  • ダブルヒットなどで、他に人とラインが絡んで切れてしまう→切れる場所にもよりますが、そのラインはもう使えないので新品を最初からまき直しになります。
  • 大物がヒットしてファーストランを止めれない→ドラグワッシャーが焼けてスプールのオーバーホールが必要になります。+オーバーホール中の期間は釣りができません。
  • ファイト中にロッドを折ってしまったや、他の人にキャスト時にロッドをひっかけられて折られてしまった。→一時的に釣りができない。
  • ファイト中に堪えきれず、ロッドを離してしまった。→保険対象にもならない場合が多い痛いパターン。
  • キャスト時にプラグを他の人に当ててしまった。怪我をさせてしまった。→これは最悪なパターン。

ファイト中に堪えきれず、ロッドを離してしまった場合、保険適用にならないケースも非常に多く、注意が必要なパターンの一つです。

また、初心者がわりとやりやすいミスはファーストランで走られてドラグを焼くパターンです。
そうなるとスプールのオーバーホールも必要になりますね。

つまり、25万相当のタックルがもう1セット必要になってきます。

事故が一番ヤバイ

また、人をケガさせてしまった場合が一番ヤバいです。
私が聞いたことがある事故は、

  • 自分でフッキング→これ大体服と一緒にフッキングするので着ている服もボロボロ。病院に行って切開ほぼ確定です。
  • キャストしたら他人の帽子がプラグと一緒に飛んで行った→かなりギリギリな事故です。
  • キャストしたらラインが人に絡んで人がグルグル巻きになった→ギリギリセーフいや、アウトです。
  • キャストしたらプラグが顔面にヒット→完全に終わったパターン。
  • キャストしようとしたら、他人の後頭部にフックが食い込む→一歩間違えると一生もののケガです。
  • ランディングしたら魚と一緒に足もフッキング→魚が暴れたらヤバイパターン。

マグロのフックは人体にフッキングした場合、自力で抜くことはほぼ不可能だと思って下さい。
どこかにフッキングしてもすぐに気が付けば良いですが、そのままプラグを振り抜いたら終了だと思って下さい…。
船内で事故が起こっても病院にはすぐに行けません。場合によっては海上で救急車を呼んで最寄りの港に救急車をスタンバイもあります。

そう考えると賠償保険に入っていた方が精神的には安心です。

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急に釣りができなくこともある

2025年からの新ルールですが、採捕の枠が埋まってしまうと、その月にマグロ釣りができなくなってしまうこともありますので、水産庁のホームページを見て状況を常に確認するようにしましょう!

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釣れたマグロの保存方法にもコツが必要

キープしたマグロ。あまりもの凄い量に圧倒されます。
基本的に人家族で食べるのは困難です。超低温冷凍庫があれば別の話ですが、一般家庭用冷凍庫で長期保存して美味しく食べる方法もありますので参考にしてください。

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マグロ釣りは費用がかかるが夢がある!

色々考えるとマグロ釣りを最低限に始めるには47万円程度。そこそこ安心して釣りたいな2タックルは必要で72万円程度必要です。

「えっ、こんなにお金がかかるの?」と思うかもしれませんが、マグロ釣りにはそれだけの魅力があります。

私は最初、メジマグロを釣って喜んでましたが、今は常に100キロ越えを目指して、単独ファイトも問題なくできるぐらいに成長しました!

また、道具は一度揃えれば何年も使えるものが多いので、最初の投資として考えましょう。

もし初期費用を抑えたい場合は、レンタルタックルを活用するのもアリですが、折ったりすると弁償になる場合が多いです。レンタルタックルを使う場合は、賠償保険に加入しておくことをおすすめします!

釣るエリアも選ぶ

そして、釣りに行く海域ですが、初心者がいきなり5月ぐらいの丹後に行くとか真夏の津軽海峡でモンスター狙うとかはやめといた方が良いと思います。
普通の方は一人で釣りあげられません。せっかくなら単独で釣りあげたいですよね?
特に津軽海峡は潮が速く、なかなか浮いてきません。
「他の海域で150キロ釣れたけど、津軽海峡の夏の50キロぐらいにしか感じなかった。」
なんてことも最近はよく耳するようになりました。

なるべく海水温が低く、潮流が遅いエリアで修行することをオススメします。

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まとめ

  • マグロ釣りには約47万円~約72万円程度の初期費用が必要
  • ロッドやリールは高価だが、長く使えるものを選ぶのがベスト
  • 船代や遠征費用も計算に入れることが大事
  • まずはレンタルタックルで試してみるのもおすすめ!

マグロ釣りは決して安い趣味ではありませんが、一度大物をかけると、その魅力にハマること間違いなし!

ぜひ、自分に合った道具を揃えて、覚悟のある方はマグロ釣りの世界に飛び込んでみましょう!

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