冬の支笏湖 ブラウントラウト&サクラマスターゲットの釣り

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冬の支笏湖は何が釣れるかわからない

支笏湖の冬、とにかく寒い!でも、その厳しい環境だからこそ出会えるトラウトがいる。静寂に包まれた湖、キンと冷えた空気、時折差し込む陽の光が水面に反射して幻想的な雰囲気を醸し出す。こんな中で釣れた一匹は、きっと一生忘れられないはず。
今回はそんな一匹を求め支笏湖に行って来ました!

冬の支笏湖での釣り、ここがポイント!

冬の支笏湖は、水温が下がるものの完全に凍ることはまずない。
私の記憶では20年以上前に、支笏湖が凍っているのを見たことがあったが、基本的には、日本第2の深さを誇る支笏湖は凍らいないのだ。
表層の水温は3℃前後、深場は4℃前後と安定している。そのため、魚たちは冷たい水の中でも、生きていて、春が近くなると、主に駆け上がりなどの地形変化があるポイントに身を寄せることが多い。

ブラウントラウトは産卵を終えたばかりで、まだ本調子とはいかないが、春に向けて徐々に活性を取り戻していく。サクラマスは12月あたりから岸際をチョロチョロと回遊し始めるので、タイミングさえ合えばチャンスは十分!

ルアー選びが勝負を分ける!

冬の支笏湖でのルアー釣りは、シンキングペンシルが鉄板。特にラッキークラフトのワンダー80シマノのトライデント90Sが効果的で、テロテロと動かすことで、冷え切った魚たちのスイッチを入れやすい。ジグもありだとは思うけど、私は一回もジグでヒットしたことがありません(笑)
シンキングペンシルでの釣り方は、ほどよくゆっくりとした動きが、警戒心の強い魚たちに効く。

アクションのコツは、ガンガン動かすよりも「テロテロと巻く」こと。そこそこスローに巻くだけで、魚たちが気づいて「ん?なんだこれ?」と近寄ってくる。そして、ちょっとしたタイミングで食いついてくることが多い。焦らずじっくりが鍵!になると思う(笑)

どこで釣る?狙い目ポイント

冬の支笏湖では、南岸に釣り人が集まりやすいけど、実はどこでもチャンスはある。駆け上がりのあるポイントは魚が溜まりやすいので、しっかり狙いたい。風が強い日はキャストが難しくなるけど、そんな時こそ粘り強く攻めるのが吉。ただ、この時期は自分との闘い。釣れる釣れないは置いといて、寒い!変化がない!そんな支笏湖でキープキャストできるのが一番のカギとなります。

冬の釣りは過酷…だからこそ楽しい!

寒さ対策はマスト。支笏湖は体感温度が低く、車を降りた瞬間に「帰りたい」と思うほどの寒さに襲われることも(笑)。でも、しっかり防寒すればなんとか大丈夫(笑)水筒に温かい飲み物を持っていくのも忘れずに。

また、冬道は想像以上に滑るので、慎重な運転が必要。スピードを出しすぎるとカーブでスリップ…なんてこともよくある。実際に今回はタイヤが外れた車を見かけました。

前回の釣行は魚はいるけどヒットにもちこめず

前回は寒さが緩んだのでここだ!と思いブラウン狙いで支笏湖にいきました。
魚のハネも思ったより多く、チャンスはありましたが、ものにできませんでした。

実釣レポート!

支笏湖様子

この日、天気予報ではプラス気温の予報だったけど、11時30分ごろに現地に着くと-3℃。西風が強くて、頬を殴るような冷たさ。時折風が回り込んで、反対側からも吹いてくる。まさに「精神が削られる寒さ」。

それでも、平日にもかかわらずアングラーがたくさん!「天気予報を信じて来たら、想像以上に寒かった…」と苦戦している様子でしたな(笑)

ポイントに向かって雪をラッセルしていたら

埋まる

股下まで埋まりました(笑)

この時期の雪は硬くて抜け出すのが大変!!

その後、雪につまづいて顔面からダイブしましたとさ(笑)


一通り準備を終え、釣り開始!
時間が経つにつれ、魚の気配はなく、ただただキャストを繰り返す。

釣行開始



すると遥彼方にフライマンが1人。

こんな寒い日にフライとは…。絶対手、冷たいよね!なんてルアーマン目線で見てたらマッハで魚ヒットしてるし(笑)

う、嘘だろ・・・と思いながら良いな~って見てたらその方は、ササっとお帰りになられました。

羨ましすぎるっ!!

私も頑張らねば!と必死にキャスト!

するとモッ!とヒット!!

と思ったら


根掛でした…。

どんどん気温が下がって来てるのか、ガイドが薄っすら凍っていたことに、さらに、ラインローラーが氷はじめた。

ラインローラー凍る



これぞ、冬の北海道のトラウト釣り!!厳しい!厳しすぎる。

ちなみに今回はスピニングリールによるラインのヨレを防止するため


スイベル付きのスナップにしました。

一度、気持ちを落ち着かせるために道中購入したおにぎりを食べながら湖面を眺める。

おにぎり



前回釣行に来た時は、たまに魚のライズが見られたのに今回は何もない。
ひたすら厳しい風が吹き荒れている。
背中を押す風。つらいのでどうにかならないのかな、なんて思っていたら…

キャストした瞬間、ラインがストップ!
なんと、スプールのエッジ部分が凍り、ラインが氷に食いついてしまっていた…。これが連発し始めたので、今回は撤収。

スプールエッジ凍る



対策としては、海氷スプレーを使うのが効果的。

ただし、アルコール成分が入っているので、帰宅後にリールのグリスアップを忘れずに!
ちなみに今回はプラス気温の気分で支笏湖に行っているのでお家に忘れました(笑)
普段は腰のベルトに刺しています。

冬の支笏湖、上級者向けだが挑戦する価値あり!

釣れないのが当たり前な支笏湖。
寒さとの戦いだけど、その先に待っているのは極上の一匹。厳しい環境だからこそ、釣れた時の喜びは感動的!しっかり準備して、安全に楽しんでください。
私はそこまで数釣りする方じゃないのですが、経験上、真冬の支笏湖で一匹釣り上げあたら嬉しさのあまり吠えちゃいますよ(笑)

今回の使用したタックル

ロッド:シマノ カーディフ83ML
リール:シマノ ナスキー 
ライン:バリバス スーパートラウト アドバンス [ビッグトラウト]10lb
ルアー:ノーザンライツ グリッド

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