2025年の秋サケ、今年も釣れる?資源予測から見えてきた意外な事実

2025年の秋サケ資源予測に基づく北海道のサケ釣りイメージ画像。主な来遊数の減少と地域別傾向を反映した構成。

こんにちは!シロです!今年のサケ釣り、ちょっと心配になってません?
2025年の秋サケ資源予測が道総研さんのホームページで発表されたんだけど、どうやら去年よりもかなり厳しい状況のようです…。
この記事では、最新データを元に「どこが減った?」「なぜ減った?」「どう釣る?」をわかりやすく解説していきます。

目次
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昨年(2024年)はどうだったの?

・2024年の全道の来遊数は1,770万尾で、前年から22%も減少
・3年魚(令和3年生まれ)は過去最低の89万尾、5年魚も388万尾と平成以降で4番目に少ないレベル
・体重も小型化傾向で、平均2.96kg(前年は3.02kg)。

シロ

去年、明らかに小ぶりだったよね

サクラ

うん、数も減ってたし…

2025年度の年齢別に見る秋サケの特徴とは?

秋サケは主に「3年魚・4年魚・5年魚・6年魚」に分けて記録されており、特に4年魚が来遊の主力とされています。

  • 3年魚(若齢魚):通常より早く成熟し帰ってくる。数は少なめ。
  • 4年魚(主力群):その年の来遊数の中心。予測や管理の指標となる。
  • 5年魚(高齢魚):体格は良いが年々減少傾向。
  • 6年魚(極少数):ごく一部の個体が長く海洋生活を送る。

来遊数の変動

【主なポイント】
✔ 令和元年(2019年)以降、秋サケ全体の来遊数は減少傾向が続いています。
✔ 特に4年魚の減少が顕著で、2024年(令和6年)は1,277万尾(前年比82%)。
✔ 3年魚は89万尾と過去最低レベルにまで落ち込みました。
✔ 5年魚も388万尾と低水準(平成以降4番目の少なさ)。
✔ 全体来遊数は1,770万尾(前年比78%)で、2019年と同水準まで落ち込んでいます。


令和7年(2025年)秋サケ来遊予測まとめ(海区別)

北海道全体の来遊予測数:1,141万尾(前年比64.5%)

海区地区2025年 予測(千尾)2024年 実績(千尾)前年比(%)
オホーツク東部4,4698,04555.5
中部2,0092,48980.7
西部1,2881,41291.2
小計7,76611,94665.0
根室北部1,2732,71047.0
南部23141655.4
小計1,5043,12648.1
えりも以東東部39951078.2
西部46158179.4
小計8601,09178.8
えりも以西日高186157118.7
胆振138104133.2
噴火湾8260137.3
道南2522115.5
小計432343126.2
日本海北部40145887.6
中部31459452.9
南部13413996.7
小計8491,19171.3
全道計11,41117,69664.5

注目ポイント(地域ごとの傾向)

激減エリア:根室北部(-53%)、オホーツク東部(-44%)、日本海中部(-47%)
唯一の増加エリア:胆振・噴火湾などの「えりも以西」海区(前年比126%)

ありそうな質問(FAQ)

私なりに要点を絞って予想してみました。

2025年の北海道の秋サケは釣れるの?

釣れる可能性はあるが、全体的に厳しい年になりそうです。
2025年の北海道全体の予測来遊数は約1,141万尾で、前年の64.5%にまで減少すると予測されています。特に根室・オホーツク・日本海の一部では半減以下の地域もあります。一方、来遊数は少ないですが、胆振・噴火湾など一部では増加傾向も見られるため、エリア選びがカギとなりそうです。

どこの地域で秋サケが釣れそうですか?

なんだかんだでオホーツクエリアが比較的有望です。
大きく減少していますが、何だかんだで数が多いです。釣行を計画する際は、最新の予測データをもとに移動やポイント選びを工夫すると良いでしょう。

去年(2024年)よりどれくらい減ったの?

北海道全体では約630万尾減少しています。
2024年の実績は約1,770万尾でしたが、2025年は1,141万尾の予測で、前年比約64.5%にまで落ち込んでいます。特に主力となる4年魚や3年魚の数が顕著に減っており、今後の資源管理にも影響を与えそうです。

サケの年齢ってどうやって分けてるの?

海で過ごした年数によって分類されます。
たとえば「4年魚」は孵化から4年目で帰ってきたサケのこと。日本の秋サケは4年魚が主流で、来遊数予測や資源評価の中心指標になります。3年魚や5年魚も一部混じりますが、年ごとにその比率が変わります。

なぜ秋サケが減ってるの?

海洋環境の変化や若齢化(早熟)が原因の一つです。
多々ある原因の一つとして、海水温やエサ環境の変動、サケの成熟年齢の低下により、海洋生活を短く終えて早く帰ってくる個体が増えているようです。これにより成長不十分なまま帰ってきて、全体の体重・資源量ともに減少していこともあるようです。また、稚魚が降海した時の水温も関係していると言われています。

予測はどうやって出してるの?

「シブリング法」という統計手法で出しています。
前年の若齢魚の来遊数(3年魚や4年魚)から、翌年の成魚(4年魚・5年魚)の数を予測します。ただし、近年は成熟タイミングのズレなどにより精度が下がってるのが現状です。


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まとめ

ん~~~~!オホーツクエリア厳しいかっ!
誰もがそう思っているハズですが、年々釣れる数もサイズも少なく小さくなっていますね…。
研究者や漁業関係者があの手この手で頑張っていただいているようですが、自然相手なので思うようにいかないのが現状でしょう。
この釣りを後世に残して行くためには節度ある釣り方も必要になりそうです。

出典・参考資料

本記事は以下の資料に基づいて構成されています:

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